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β キャピタリスト年頭所感 2025
新年あけましておめでとうございます。楽しみにしてくれている方もいるとかいないとか、年頭所感でございます。
旧年中は大変お世話になりました。ベータにとっての2024年は、新メンバー加入・社名変更・ファンドレイズと慌ただしくも充実した1年となりました。こちら本年の弊社3大ニュースです。
βvc 3大ニュース
■3月 社名変更・スローガン策定 (https://betavc.jp/column/594/)
■4月 田村さん加入 (https://betavc.jp/column/619/)
■10月 ファンドレイズ (https://betavc.jp/i/640/)
さてここからは、弊社4名のキャピタリストが、2024年の総括や2025年の抱負など、各々が伝えたいことを綴る「キャピタリスト年頭所感」をお届けいたします。なお、順番は提出順です。
福岡のスタートアップエコシステムが地域に波及効果
2024年、個人的に思い出深かったのは、6月に山口フィナンシャルグループさんと共催したShimonoseki Add-venture Summit(SAS)にQPS研究所 元副社長の市來さんと登壇できたことです。地域スタートアップエコシステムをテーマにしたパネルディスカッションのなかで、九州大学から生まれたディープテックベンチャーが地域に宇宙産業という新しい産業を生み出したことを、DeNA創業者の南場さん、福岡県知事の服部さんと一緒にお祝いすることができました。2012年のスタートアップ都市宣言から干支が一回りして、まさに福岡のエコシステムも1周したことを実感できました。
僕は福岡に居を構えて活動していて、この感覚はいち福岡市民として生活の中で実感することは多いです。支援先のチャリチャリ、YAMAP、Authentic Japan(ココヘリ)ベンナーズ(フィシュル)など、福岡のスタートアップが展開しているtoCサービスについて、地域発祥というに認知が広がってきていて、スタートアップと地域実体経済の距離感が縮まっているといえそうです。一蘭や一風堂のように、博多っ子の当地自慢ネタの一角を占める日も近いのではないかと思います。2012年のスタートアップ都市宣言に始まった、スタートアップ活性化を通じた地域経済新興という政策がしっかり結実しているともいえそうです。
昨年初、福岡を起点に地域エコシステムの機運が九州全体で高まっていくのではないか、というお話をさせていただきましたが、まさにその通り、弊社メンバーも地域のイベントや起業家からお声がけをいただき、県外に出張する機会も増え、九州を縦横無尽に駆け回った1年でした。ファンドレイズが落ち着いた2024年後半は、「βvc week」と題し、弊社キャピタリストでキャラバン隊を編成し地域を回ってみようというチャレンジを実施しました。この売れないロックバンドばりのツアースケジュールをご覧ください(笑)
これは非常に手ごたえがありました。事前に各地域のエコシステム関係者の方々に日程と場所をご連絡して、その時間帯でVCに興味を持つ知り合いの起業家や中小企業経営者の方々にお声がけいただき、当日はお越しいただいた方々と1on1でひたすらお話しするというだけのものではあったのですが、これまでのイベント形式では出会えなかった潜在層を含む起業家の方々と知り合う貴重な機会となりました。
実際にVCとふれあう機会はこれまでなく、中小企業を経営している自分とは縁遠い存在と思っていたが、VCの支援を得ることで事業をスケールさせる可能性を感じた、という生の声も多くいただいて、僕たちの支援機会はまだまだあるんだという確信をもちました。
投資実績から見る地域スタートアップの可能性
12月に、大分県から投資先の半導体スタートアップTMHが上場を果たしたことも、これを裏付ける心強い出来事でした。その地域の産業に根ざした、地域固有のスタートアップの成長可能性と、それを起点にエコシステムが形成されていくという僕たちの創業来の仮説の確からしさを垣間見ることができました。
この流れで、2024年の林個人の象徴的な新規投資をご紹介させていただくのですが、実は昨年、静岡県浜松市のWewillという、スタートアップや中小企業向けにバックオフィスの可視化・BPaaSを提供するスタートアップに投資を行いました。浜松にバックオフィスのプロフェッショナル人材を集結し、全国各地の顧客企業のバックオフィス業務に伴走して自社開発ツールを使いタスクの細分化・見える化していきながら、切り出せるものを片っ端から巻き取っていく、というビジネスを展開しています。
九州に限らず、地域の特性を活かしたスタートアップが活躍するフィールドは広がっていて、そこで立ち上がろうとしている起業家の気持ちを一番よく理解できるのは、地域で投資活動を行っている自分たちなのではないか、という思いを昨年新たにしました。
これは余談ですが、同社代表の杉浦さんはもともと税理士事務所を経営されていて、地域のスタートアップエコシステム形成に熱心に取り組まれていました。僕が初めてお会いしたのは、2019年、日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)の理事として浜松を訪問した際で、地域の起業家コミュニティを挙げて歓迎してくれたのが杉浦さんでした。熱い思いを持った支援者と、ものづくりという世界に誇る産業基盤をもつ浜松出身の起業家の皆さんが、独自のエコシステムを構築していました。出会いから5年、杉浦さん自身もスタートアップを志すというこの展開、エモーショナルとしか言いようがありません。
さて、これが「年頭所感」というテーマであることを忘れていました。最後に、2025年の抱負を語らせていただきます。
と言いつつこれも昨年の話ですが、JVCAの年末勉強会に登壇させていただいたときのエピソードです。JVCA地方創生部会は、2014年に当時会長だったグロービス・キャピタル・パートナーズ仮屋薗さんが立ち上げられた部会で、2019年から僕が部会長をさせていただいているのですが、壇上で「仮さんが立ち上げた地方創生部会を、僕の代で終わらせたい」という宣言をして会場を変な空気にしてしまいました。参加者の方々に誤解されていなければいいのですが、僕が実現したいのは地域に存在するファイナンスギャップの解消で、これが実現すれば、地方創生部会の存在が必要ない状態になるはず、そのために僕たちが存在していることを伝えたかったのです。
日本のスタートアップシーンから「地方」という概念がなくならないといけないと思います。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
振り返り
新年ですね。皆さま、明けましておめでとうございます。
旧年の抱負でも書きましたが、2024年はβにとって大きな変化の年となりました。
ミッション・ステイトメントの拡張に端を発した社名変更プロジェクトにはじまり、新メンバーの加入、β2024ファンドの設立と「ファンド運営会社」としての組織に向き合った1年でもありました。もっとやれることがあったなという反省はありますが、バックアップチームの奮闘のお陰で半期決算は最速で閉まりましたし、これまでできていなかったイベント等もできるようになってきました。2025年はよりチームが働きやすいような場にしていきたく、組織づくりの先輩たる起業家諸氏に学んでいく所存です。
投資については、新規投資が2件、追加投資も2件でした。
福岡が2社、首都圏が1社、その他の地域が1社です。毎回のことですが、素晴らしい起業家の方々と仕事をさせてもらっているなと振り返るたびに思いますね。ありがたい限りです。
一方、新規面談数は例年と大きく変わらなかったものの、福岡市を出る機会が少なくなってしまったことが大きな反省です。投資実行はあくまで遅行指標であり、先行指標である新規面談の数やそのバリエーションというのはVCにとって非常に大切。2025年は改めてここにこだわって取り組んでいきたいなと思います。
投資仮説
2024年はファンド組成があったこと、市場環境が大きく冷え込んだことから、自分たちの投資の面白さと戦略に向き合う時間を多く取れたという点でとても良い機会を頂いた年でした。
従来通りイグジットをIPOだけに限らない投資によって地方で新しい産業が創出できる機会を増やしていくことに注力していくのですが、大きなテーマとして
- 人口減少社会に備える
- 持続可能な生活基盤や地球環境へのコミット
- 地域の産業特性で外貨を獲得する
の3つを新たに立てて活動しています。
「地方」という言葉で一括りにされがちではありますが、日本には様々な風土がその土地に根ざしており、地理的なものと不可分になっているわけです。『東京も、世界から見ればひとつの地方』とは言いますが、要するに「地域」というのは多様で、ヒトやモノの量が多いかどうかによって産業構造が変わることの影響で「地方」なる概念が生まれているのだろうな、と。
そこで、「地域」の多様性を尊重しつつ、「地方」としての産業構造の特徴を投資仮説に取り入れることが今年の個人的なテーマです。
ここのところ『どの駅で降りてもそこにあるようなビジネス』を対象とした事業というものを一つの投資対象として話すようになりました。不動産業や建設業、飲食店やヘルスケア事業など、全国チェーンだけではなく多様な地場企業が活躍しているような産業がそこにはあると考えています。こういった業界へのアプローチとして、私が住む福岡という環境は非常に整ってきており、地域VCとしては大きな可能性を感じています。既存産業への提案と、これまでにない新しいアプローチでの展開と、双方から「どの地域にもあるビジネス」への最適解を提供できるよう、投資を頑張っていければなと。世界をより住みやすくするために、やっていきます。
抱負
これも最近よく引用するのですが、赤瀬さんがなにかの会議の最後に『β2024ファンドは、βvcの集大成だと思っているので。』ということを言っていました。時間軸がながい仕事で、ファンドレイズもどこか節目感薄くはあったのですが改めて気合の入るとても良い言葉だなと。
集大成に恥じない、これがβvcなんだという投資と実績を示せるよう、2025年を良い年にしていきます。
投資でご一緒している起業家の皆さま、調達の相談をいただく皆さま、そしてまだ見ぬテーマをお持ちの起業家の皆さま、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
p.s. プライベートではドラムかクライミングかを始めたいなと思っているので、その情報もお待ちしています。何卒。
2024年の振り返りと関係者の皆様への感謝
2024年は、個人的には後厄の年ということもあり、戦々恐々とした毎日を過ごしておりましたが、大きなトラブル等々もなく、無事に3年間の長い厄年生活に別れを告げることができました。仕事面では、会社のリブランディングや新メンバー田村さんのジョイン、「βvc week」の開催、β2024ファンドの組成など、転換期となるようなイベントが多く、充実した1年となりました。
そんな2024年でしたが、多くのスタートアップ・起業家の方々と面談の機会をいただきました。数あるVCの中からベータにお声がけいただき、ありがとうございました!
ソーシング活動の一環として7月から鹿児島市を皮切りにスタートした「βvc week」では、九州各地を弊社メンバーが訪問し、起業家の方々とお話しさせていただく機会をいただきました。私は鹿児島市・宮崎市・熊本市・別府市に伺わせていただきましたが、地域で活動される支援者の方々の連携により、ワクワクする事業やアイデアをお持ちの多くの起業家とお話ができ、改めて足を使ったソーシング活動がとても重要だということを再認識することができた取組みだったと思います。ご協力いただきました鹿児島市・ライカワークラウンジ、中小機構、ブラセトの関係者の皆様、ありがとうございました!
投資実行という点では、未利用ガスを原料に水素を精製する技術を持つ株式会社ハイドロネクスト(大分市)と自動受粉ロボットを中心とした植物工場向けのソリューションを提供するHarvestX株式会社(東京都)の2社に新規投資の実行を行いました。両社ともプレシリーズAラウンドにてフォロー投資家としてのラウンド参加となりました。
大分本社のハイドロ社への投資は、九州のスタートアップへの投資ということもあり、嬉しい投資でした。また、HarvestX社への投資は、環境変化によるミツバチでの受粉効率が下がるといった農業課題を解決するソリューションという個人的な投資テーマである「農業課題の解決」への投資ということで、2024年もいい投資が出来たのではないかと思います。投資機会をいただきましたハイドロネスクト永井さん、HarvestX市川さん、ありがとうございました!
2024年の宮崎のスタートアップ動向
2024年のスタートアップの動向ですが、宮崎県内では投資先であるAGRIST株式会社が7月にシリーズBの資金調達を実施いたしました。AIと収穫ロボットを活用しスマート農業を軸にした公民連携の取組と収量予測による物流の効率化という農業課題解決に向けた新しいチャレンジには大きな期待をしており、今後の彼らの動向には注目です。
また、県内のスタートアップが最初のVCラウンドで在京のVCを中心とした県外の投資家だけでラウンドを実施するといった興味深い事例もありました。10年以上、宮崎県内のスタートアップ支援に携わっておりますが、これまでの県内スタートアップの最初のVCラウンドでは、弊社を含めた地元で活動するVCが参加することが殆どだったと思います(あくまでも津野の記憶)。事業内容や起業家の資金調達力があったということが前提ですが、最初のVCラウンドで在京のVCから評価され、資金調達を実現したという素晴らしいロールモデルになったのではないかなと思います。こういった事例を増やすためにも、宮崎に拠点を構えるキャピタリストとして起業家の視座の向上に資する機会を増やすモチベーションにつながったと同時に、アンテナをしっかり張らねば投資機会を失うという危機感を持たされることとなったニュースでもありました。
2025年の抱負とお願い
私が銀行を退職した背景には「宮崎のスタートアップを盛り上げるにげるにはこのままではいけない」という危機感と「宮崎のスタートアップを盛り上げれるのは俺しかおらんやろ」という勝手な使命感を持って、2018年にベータの門戸を叩きました。
それから早7年が経とうとしておりますが、ベータで経験・蓄積したナレッジを地元宮崎のスタートアップに還元出来ているかというと、自身の行動量としてはまだまだ足りず、何も残せてないと考えることが多くなりました。
2019年にAGRISTに投資して以降、リード投資家として宮崎のスタートアップに投資ができていないことも、それが原因の一つではないかなと考えております(2021年に宮崎のスタートアップに投資をしておりますが、フォローVCでした…)。
2025年は「原点回帰」と「自発的挑戦」という2つのテーマを掲げます。後厄を終え、43歳になる年になり、入社したての新人みたいな目標を掲げておりますが、ベータにジョインしたころを思い出し、宮崎のスタートアップの視座向上に資する取組みを自発的に行っていきたいと思います。
ベータのメンバーに加え、故郷愛の強い宮崎出身の投資家・起業家の皆様や宮崎出身ではないものの宮崎愛の強い投資家・起業家の皆様にご協力を仰ぐことがあろうかと思いますが、その際は二つ返事でご快諾いただきますようこの場をお借りしてお願い申し上げます。
ベータ2024ファンドを組成し、積極的に投資検討をしていきますので、もちろん宮崎県外の起業家の皆様のご相談もお待ちしております!
2025年も何卒よろしくお願いいたします!
ベンチャーキャピタリストになりました
2024年3月末に社名を変更しまして、同時に赤瀬の肩書も”アソシエイト”から”ベンチャーキャピタリスト”へと変更になりました。
これまで「ベンチャーキャピタルで働いているだけで、ファームの経営もVC業界への貢献もできていないしやろうともしていないこと」を理由にベンチャーキャピタリストと名乗ることは遠慮していていました。
投資担当としての矜持くらいはもっていたのであくまでも自分のことを投資担当者といっており、それ自体はしっくりきていたのですが。名刺も新しくなることだし、肩書も変えますか?という提案があり、結果的に”ベンチャーキャピタリスト”と名乗ることにしました。
インターンとして雇ってもらって最初の週くらいに3号ファンドの最初の投資委員会が行われて、そこからちょうど4年が終わろうとしたのが2024年でした。あれから4年で次のファンドレイズを行っていて、これが僕にとっては節目のような感じで。ファンドの周期を1周とおくと、3分の1が終わったくらいになり、ペナントレースでいうともう交流戦も始まった頃らしい、ということで、そろそろ次のステージに行かないといけないんじゃないのか? という思いがなんか急に生まれてきました。
ベンチャーキャピタリストになったのと、あとはファンドレイズに関与したことや新しいメンバーを迎えたことも大きいですが、ちゃんとファンドについて考えるようになりました。もちろん、ファンドとしての投資戦略やリターン設計だったりは前から考えていたので変わらないんですが、LP様との関係性や見られ方とか貢献についてだったり、管理報酬の使い方を含めたファーム運営の方面に関してなど、ファンド哲学と呼ばれるようなところを考える時間が無意識のうちに増えました。
おんぶに抱っこでファンドが立ち上がったばかりなのに先を見据えるなという話ですが、次のファンドのことを考えると不安が大きいです。特に、アセットクラスとしての見られ方、成長期やExit期を迎えた企業との関わり方など、このあたりはまだまだ何も分からないなあという状態なので、勉強・相談していく1年にできたらなと。
滑らかでアナログな変化
別にこんなところで書くことでもないと思うんですが、友達が増えました。同年代の人が福岡にあんまりいないこと、自己開示をするのに時間がかかることなどが理由で、今まで周りに仲良くしてくれる人が多くはなかったのですが、だんだんと同年代の人と話す機会が増え、こちらから一方的に仲良しと思っている人が増えました(これを友達の定義とさせてください)。
仕事とは関係のない/ステークホルダーではない 人から、ちゃんと負のフィードバックを受けるんだというのは1つの驚きで、「人間としての幅が広がった」などのポジティブな声と、その背景にある負の側面に関する指摘をいただきました。
社会性があまりないタイプなのはそれなりの自覚がありますが、「2024年はやったことないことをやってみよう」という安直な発想で、プライベートも含めたチャレンジを大なり小なり行った1年でした。また、論理を認識しないうちに働く感性を大事にする、のが2024年の大きなテーマでした。自分の中にある感性の部分を使わずに意思決定をしているのはもったいないのかもしれないというところですね。
この2つが重なったエピソードとして、香水を選ぶというイベントがありました。なぜいいかとか、どういうところが好きかとか、そういうのではなく、なんとなく心地の良いという事実のみで香りを選ぶ行為は新しい体験でした。これらはどちらかというと投資活動における課題意識から始まったテーマでしたが、結果的に振り返ってみると、そういう行為や心持ちが、だんだんとネオフォビアを和らげた可能性があります。
2024年は2社の新規投資を実行させていただきました。どちらの投資も、特段注目していたテーマではなかったのですが、ご縁があってご一緒させてもらうことになりました。なんとなくいいなという会社や起業家って、本人も気づいていなかったり言葉にできていない要素があると思うんです。一緒に話しながらそれを見つけて、他の人や顧客にも伝わる状態にしていくのはシード投資家の重要な役割だと思っているので、2025年もそういう、好きな香水を見つけて説明するような投資ができたらと思っています。もちろん、最初の感性も拾ってあげるのは意識しつつ。
抱負
最初の方に述べた通り、向こう3年は、中堅ベンチャーキャピタリストであり、なおかつ投資担当者としての集大成でもある期間になろうかと思います。そこに一歩踏み込む1年として、かなり大事な1年になりそうです。
人生でそこまで大きな挫折がないからなのか、根が楽観的なのか、はたまた過信なのか、基本的に”なんとかなるだろう”、”どうにか(自分が)うまいことやるだろう”という精神状態で日々過ごすことが多かったんですが、2024年末は珍しく、このままではなんとかならなそうだぞ? という気持ちになっています。
今年はなんとかしようと思います。どうぞよろしくお願いします。
定性的な意気込みばかりになったので、定量的な目標も。九州全体に視線が広がる一方で、福岡市のスタートアップ環境という自分の出発点をもう一度思い出し、福岡市のスタートアップへの投資をできればと思います。
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